千葉大学大学院薬学研究院 分子心血管薬理学
Department of Molecular Cardiovascular Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Chiba University
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教育について
疾病学
 薬学部は医療系の学部であるため、さまざまな疾患の病態、症状、治療について十分理解することが必要です。これは、薬剤師に進む場合だけでなく創薬研究を目指す場合も同様です。疾病学の授業は2コマ(疾病学Iと疾病学II)の授業を連続して行い、計15回のオムニバス形式で進めます。千葉大学医学部および附属病院の第一線で活躍されている医師が各専門の分野について授業を行います。日常臨床で、医師はどのように患者の疾患を診断し治療戦略を立てているのか、現場の医師から直接、最新の知見を得ることは極めて有用です。講師の先生方からは、治療を行う上で薬剤師や薬学研究者に期待することについても語ってもらっています。学習量はとても多いですが、最新の治療を知ることができとても役に立つと思います。本講義では、循環器疾患の授業を担当します。

臨床検査・診断薬学
 薬の効果や副作用を確認するためには臨床検査の結果を理解できることが大事です。そのためには、臨床検査の種類や方法、目的に関する知識を習得し、実際に臨床や研究の現場で活用できる能力を身に着ける必要があります。本講義では、臨床検査の中で特に血液尿検査、心電図検査、エコー検査、病理学的検査の授業を担当します。具体的に症例の検査結果を使った説明も行います。

薬物治療学II
 薬物治療に用いられる薬の種類、効能・効果、用法・用量について理解してもらいます。また、薬剤の使用上の注意や副作用に関する知識も必要となります。本講義では、循環器疾患の薬物治療に関する授業を担当します。

医療薬学実習(フィジカルアセスメント)
 患者の薬物治療評価に必要なバイタルチェックと胸部のフィジカルアセスメントができるようになるための実習を行います(診察シミュレーターを使用)。薬剤師のフィジカルアセスメントのゴールは病気の診断ができる能力をつけることではなく、治療の経過において症状の悪化がないか、または薬の副作用が出現していないか、が理解できることです。つまり、これまで認められなかった心音、呼吸音、などが聴取されるか、全身の浮腫や頸静脈の怒張(心不全の徴候)などがみられるか、などを確認でき医師に適切に伝えられる能力を身につけてもらうことが主な目的です。

実務実習(クリニカルクラークシップ)
 クリニカルクラークシップは病院実習のアドバンスト実習として位置づけています。この実習では、千葉大学病院で医学部の学生とペアになって担当患者を受け持ちます。直接、患者から話を聞くことにより症状や治療効果などを確認しながら服薬管理や服薬指導について学びます。また、カンファレンスでは薬物治療についての処方設計や管理上の問題点についても提案し討論してもらいます。チーム医療の現場で実習するため、この経験は将来、病院の専門病棟や在宅医療で働く場合にも役立つと思います。

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